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JointokyoGDLN|

2006年05月30日

世界銀行「開発経済に関する年次会合」(ABCDE)東京2006

GDLN介して世界各地へ中継、ビデオ会議で質疑にも参加



世界銀行、財務省共催による開発経済に関する年次会合ABCDEの開会式。世界9サイトの参加者がビデオ会議で接続し、東京・三田共用会議所の議論に加わった (Photo: World Bank/Ken Katsurayama)

アジアをはじめ、各地のGDLNセンターが2006年5月29、30日の両日、東京・三田共用会議所で開かれた「開発経済に関する年次会合(ABCDE)」に、ビデオ会議を介して参加した。世界銀行と財務省の共催で、800人が出席。アジアでは初めての開催とあって、TDLCは会場にてビデオ会議による接続の技術的支援、コーディネーションを行い、より広い範囲からの参加を実現した。

2日間にわたる会議で、フィリピン、オーストラリア、モンゴル、スリランカなど9ヵ所が結ばれ、延べ10時間近くにわたって各地へ「中継」された。プログラムに含まれたいたのは、開会式、全体会合、JICAの緒方貞子理事長とノーベル経済学賞受賞者で元世銀チーフ・エコノミストのジョセフ・スティグリッツ氏による基調講演、閉会式など。会場に設置されたスクリーン画面から、壇上の専門家に質問をする機会も設けられた。

今年の会合のテーマは「開発のための新たなインフラを考える」で、アジアでも関心の高い問題だ。GDLNを会議に組み込むことで、開発に関する世銀の調査研究活動と、アジアの視点を結ぶことができた。

開会式の冒頭、世銀のポール・ウォルフォウィッツ総裁と谷垣禎一財務大臣はともに、会議開幕2日前にインドネシアで起きた地震の被害者に対し、お見舞いを述べた。

ウォルフォウィッツ総裁は演説で、世銀にとって「新たなインフラを考える」ことの意義について話した。総裁によれば、世銀は1990年代に下降線をたどったインフラへの融資を、年10億ドル規模で増やしていく。また、世銀グループの経験、技術的な専門知識を効果的に利用して投資を呼び込み、インフラ開発に適した経済、金融、規制環境をつくる、と説明した。

2日目には「インフラと地域協力」をテーマに全体会合4が開かれ、ビデオ会議で議論を聴いていたモンゴルとスリランカの参加者が質問した。この会合では、アジア開発銀行の黒田東彦総裁がプレゼンテーションを行う予定だったが、インドネシアの地震への対応で出席できず、急遽リークン・ジン副総裁が発表した。

閉会式では、スロベニアのアンドレイ・バジュック財務大臣がリュブリャナからビデオ会議で登場し、2007年のABCDEがスロベニアで開催される、と報告した。世界銀行シンガポール事務所の地域コミュニケーション・マネジャー、ピーター・スティーブンズ氏もスクリーン上に現れ、ABCDEの議論がシンガポールで開かれる世銀の年次総会にもよい影響を与える、と謝意を述べた。

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ABCDE(英文サイト)
世界銀行東京事務所

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