2011年08月29日
世界銀行の国別援助戦略 (CAS) ラーニングプログラム

世界銀行東京開発ラーニングセンター (TDLC) 、世界銀行及び国際協力機構 (JICA) の共催で、世界銀行中期ビジネスプランである国別援助戦略 (CAS) の策定プロセスに関する新しい学習プログラムを試験的に実施しました。本プログラムは、JICAと世界銀行のパートナーシップに基づきJICA職員を対象にしたものであり、世界銀行のCAS策定において培われた経験・ノウハウを共有することを通じ、国別に援助プログラムを作成するための基礎的な理解を構築するための一助となることを目的として実施されました。
JICAはより高い開発援助効果の発現を目指し、被援助国毎の状況を分析した上での戦略的なプログラム策定の強化に取り組んできています。一方、世界銀行の国別援助戦略 (CAS) は、世界銀行グループ (WBG) のビジネスプランを被援助国毎に取りまとめたもので、今後4年間のWBGの開発援助プロジェクトを決定し、最終的にはCAS終了時のWBGのパフォーマンスを評価するために使用されています。CASは、被援助国の開発ビジョン、その国の抱える開発課題に対する分析、世銀が目指す開発結果、および世銀の融資と非融資事業のプログラムといった、4つの主要な部分で構成されています。
この試験的な学習プログラムは、ビデオ会議システムを使用した遠隔講義とオンラインでの自習資料などを組み合わせたブレンデッド・ラーニング手法で構成され、これらの学習コンテンツは、世界銀行プロジェクトの手続きやガイドライン策定などを担当している部門から提供されました。遠隔講義では、フィリピンCAS策定のタスクチームリーダーが自身の経験について発表しました。今回実施したプログラムに参加した東京、コロンボ、マニラ、そしてワシントンDCからの参加者からは、本件実施後に前向きで高い評価が寄せられました。
