2007年05月08日
TDLC のインストラクショナル・デザイナーがUSQ訪問
遠隔ラーニングで高い評価を得るオーストラリアの南クイーンズランド大学(University of Southern Queensland, USQ)とGDLNの協力協定締結を受け、TDLCのインストラクショナル・デザイナー、ジーピン・ザンがこのほど同大学を訪問した。 2週間の滞在中、学内の専門家とEラーニングにおけるGDLNとのコラボレーションの機会などについて話し合った。
帰国後、ジーピンは「USQ は様々なトピックのラーニング・コースを実施しており、遠隔・Eラーニングの経験が豊富です。コラボレーションの機会を通じて大学側の専門的な知見やプログラムから多くを学ぶことができると感じました」と振り返った。
USQとGDLNのパートナーシップ協定は今年3月、アジア大洋州地域における教育、ラーニング、開発の促進に貢献することを目的にTDLCを介して結ばれた。TDLCは様々な情報通信技術を組み合わせて教育の効果を高めるブレンデッド・ラーニングの推進に力を注いでおり、また、USQはオンラインによる教育プログラムの開発と実施に定評がある。Eラーニングの世界的権威であるUSQのジム・テイラー教授も、GDLNとの協定は大学にとって途上国に貢献するよい機会になる、と期待を表明している。
USQ滞在中、ジーピンはGDLNのプログラムに直接関係する分野の専門家と数多く会い、情報交換した。オンライン教育と教授法(pedagogy )の専門家であるシャーリー・リューシュル博士により、オンライン教育用ソフト「Elluminate」を使ったコース「Online Pedagogy in Practice」について説明を受け、「Further Educational Training」と題した大学院レベルの講義の実施方法も、GDLNの能力開発プログラムの参考になった。
また、バージット・ロック博士は「Camtasia」というソフトを使って講義を録画し、そのままオンラインで遠隔学習を行っている学生に届けている、と紹介した。ロック博士は数学とコンピューターが専門で、新しい技術を教育に導入するパイオニア的な存在だ。
協力協定により、GDLNはとくにUSQが開発し、学内で広く利用されているオープン・ソースのコンテンツ・マネジメント・システム「Integrated Content Environment (ICE)」の活用に期待している。ジーピンはパメラ・グロソップさんからICEの利用についても研修を受けた。
このほか、USQの「オープン・コースウェア・イニシアチブ」などにおけるコラボレーションについても話し合い、TDLCが準備しているマイクロファイナンスのコースについても上級Eラーニングアドバイザーのトーレン・マーカセン氏から助言を受けた。
