2007年06月28日
ベトナム第2のGDLNセンター、ホーチミンに開設
経済のハイテク化が進む中、新たなナレッジ共有プログラムを促進
ホーチミン市開発ラーニングセンターの開所式が2007年6月26日、アジア大洋州地区のGDLN各センターや世界銀行本部などをビデオ会議で接続して開催された。ベトナムのセンター開設は首都ハノイに次ぎ2ヵ所目。民間企業の動きが活発なベトナム経済の中心都市ホーチミンを世界と結ぶことで、幅広くナレッジ共有のためのプログラムを実施していくことができる、と期待されている。
新しいセンターにふさわしく、テープカットとともに大型スクリーンに蓮の花をデザインしたロゴが現れ、マネージャーのVo Cong Anh氏が「ハノイのVDICと協力して国際会議を開いたり、投資家のコスト削減を実現し、また政府関係者の会議、情報交換を支援したい」と抱負を語った。
新しいセンターができたことにより、800万人のホーチミン市民がGDLNを介して世界各地と様々なプログラムを通じて開発に有益な知識と経験を共有することが可能になる。副マネージャーのNguyen Tuan Hoa氏は最近東京を訪れた際、「ベトナムの人々に開発に必要なものの考え方を紹介したい。他国の経験に学ぶことができれば、ベトナムの人々も貢献できる」と、市民にとってのメリットを強調した。
開所式には9ヵ所が接続し、ベトナム政府よりNguyen Thien Nhan教育・研修相、ホーチミン市人民委員会よりNguyen Thi Thu Ha副委員長が出席し、ベトナム経済におけるハイテク技術の重要性に触れるとともに、センター建設を支援したオーストラリア、カナダ、デンマーク各国政府と世界銀行に対して謝意を述べた。
世界銀行ベトナム事務所の代表代行Laurent Msellati氏は、「このようなセンターをつくことにより、ベトナムの政策担当者、学者・研究者及び専門家が、距離を超えて世界のカウンターパートと交流できるよう 支援し、開発のための知識と経験の共有を促進する決意を示したい」と語った。
ワシントンの世界銀行研究所、キャンベラのオーストラリア国立大学、中国CDDLN、マニラのAIM,TDLC及びバンコクのチュラロンコン大学の各サイト代表も、ビデオ会議を通じて祝辞を述べた。
TDLCの福井龍マネージャーは「皆が新しいセンターの開設を待ち望んでいました。急成長を遂げるベトナムのセンターとして、情報を受け取るばかりでなく、成功の秘訣についても世界に情報を発信していただきたい」と語った。
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式典に続き、ベトナムと日本の学生たちがさっそく「若い世代が持続可能な開発に貢献するには:2009年のG8に向けて」と題してビデオ会議によるダイアログを開催し、意見交換の場としてのGDLN利用のお手本を見せた。
在日本ベトナム大使館のNguyen Van Nien参事官もTDLCにて会議に参加し、新しいセンターのスタートを祝した。「最初のイベントが次世代のリーダーたちのために開かれた、というのは象徴的だ。みなさんが将来の繁栄の源となると、期待しています。今後とも国を超えたダイアログを続け、GDLNを活用してネットワークを一層拡大していってください」
ベトナムからはハノイとホーチミンの2ヵ所、キャンベラのオーストラリア国立大学、日本からは山口大学、関西学院大学(西宮市)、北海道大学及びTDLCの4ヵ所が参加し、学生たちがそれぞれ水、ごみ、その他開発の課題についてプレゼンテーションを行った。ハノイからは「グリーン・ハノイ」というゴミのポイ捨て防止のためのキャンペーンについて提言があり、また、ホーチミンからは法律を学ぶ学生たちが水資源管理について、法制度の整備、教育プログラムの実施、橋やダムなどの整備について提案した。
