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GDLN アジア大洋州協会 ニュース

「GDLNアジア大洋州協会」として組織を強化

Innovative Regional Initiatives are Underway for Greater Development Impact

2006年12月

アジア大洋州地域のグローバル・デベロップメント・ラーニング・ネットワーク(GDLN)各センターはこのほど、共同で実施する地域発のプログラムやサービスを強化しようと、新たにGDLNアジア大洋州協会を発足させた。

世界銀行のビデオ会議ネットワークやICTを開発に活かすGDLNの創設以来、アジア大洋州地域では地域機関や政府、大学など幅広い層のパートナーとの連携が進み、知識や経験を共有する活動が活発に行われている。

一方、アジア大洋州地域として共通の課題に取り組み、積極的に地域独自のプログラムやサービスを提供していくには、GDLN各センターを「GDLNアジア大洋州協会」として組織化し、ネットワークを強化する必要がある、との認識が高まっていた。

地域のビジネス・ミーティングで議論を重ねた結果、新しい協会を結成することで合意。組織として活動することでGDLNを介した地域発のナレッジ共有活動に明確な枠組みを与え、より緊密に連携することができる。地域全体として質の高いプログラムを開発することに力を注ぎ、開発援助に対するネットワークのインパクトを強めるとともに、各センターのトレーニングやサービス向上に努めることも主要な目標だ。

GDLNアジア大洋州協会の大きな特徴として、多様なパートナーシップが挙げられる。GDLNはパートナーやドナーが従来の枠組みを超えて活動する「仲立ち」を行い、異業種間でコミュニティー・ベースのプログラムを構築するためのプラットフォームづくりを支援している。また、GDLNを通して ASEAN、APEC、国連各機関へのアクセスも拡大しており、教育や保健衛生をはじめ開発の重要な課題におけるパートナーのキャパシティ・ビルディングに貢献している。

例えば、現在行われている鳥インフルエンザに関する地域間の遠隔ラーニング・セミナーは,GDLNの価値を十分に活かしたプログラムだ。鳥インフルエンザ対策は国境を超越する問題で、緊急性も高い。セミナーは対策に携わる政府、研究者その他専門家が定期的に情報交換を行い、経験を共有するフォーラムとして機能し、未知の分野についても共同で協議を行う場となっている。

11月から12月にかけて実施されているデング熱に関するトレーニング・プログラムも、地域のニーズに応えるGDLNアジア大洋州発の企画だ。1年間にわたり、オーストラリア国立大学のGDLNセンターが中心となって各国の保健衛生担当省庁やドナーと協力し、ビデオ会議やCD-ROMなどを組み合わせたブレンデッドラーニング方式によるプログラムを完成させた。ここではGDLNが参加者と講師の間の双方向のやりとりを仲介している。

世界銀行も従来通り主要なパートナーとなり、GDLNは世銀の地域ベースのナレッジ・プログラム実施を担う。今年は世銀の報告書や本の発表がGDLNを介して行われ、情報提供の範囲を広げることができた。

GDLN アジア大洋州協会の事務局はバンコク・チュラロンコン大学の遠隔ラーニングセンター内におかれる。同センターは地域における草創期からの中核メンバーで、事務局がセンター内に設置される意義は大きい。組織上は、タイ、中国、オーストラリア、日本及び世銀の代表からなるマネジメント委員会が設けられるほか、近くGDLNアジア大洋州協会のビジネス・デベロップメント・マネージャーも募集する予定だ。

GDLNアジア大洋州協会のニュース、情報は当面TDLCのウェブサイトにて提供します。また、アジア大洋州地域のプログム・カタログを通じて現在企画中のプログラムに関する情報提供も行い、幅広く参加を呼びかけます。

GDLNアジア大洋州協会の発足によって、地域発のイニシアチブのさらなる充実を目指します。ダイナミックな成長を遂げるアジアの多様なニーズに応じた活動にご期待ください。

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