2007年07月18日
途上国で地震に強い庶民住宅をつくるための技術開発ワークショップ
ネットワーク型共同研究で情報共有
途上国で地震に強い庶民住宅をつくるための技術開発に関する国際ワークショップが2007年7月18日、TDLCを主会場にインドネシア、ネパール、パキスタン、トルコの各会場を結び開催された。主催は建築研究所、防災科学研究所、政策研究大学院大学及び三重大学の4機関で、今年度より3年間、文部科学省の科学技術振興調整費を得て実施している「地震防災に関するネットワーク型共同研究」の一環。
今回はこのプロジェクトの研究テーマのうち、「実践的な耐震工法」を取り上げ、3つの活動計画(コンポーネント)「実践的な耐震工法のための実験研究」、「簡易でローコストの免震技術開発」及び「工学と建設工事との間のブリッジ構築」に関する成果と今後の進め方について意見交換を行った。
ワークショップの模様は当日ウエブキャストされ、ブータンをはじめ各地から専門家がインターネットで視聴し、チャットを利用した質疑も行われた。
プログラムは以下の通り。(敬称略)
第1部 ファシリテーター:岡崎健二(政策研究大学院大学)
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地震被害軽減に向けた取り組みと「耐震工法の開発」の活動計画の概要
楢府龍雄(建築研究所、「地震防災に関するネットワーク型共同研究」代表者) - 「実践的な耐震工法のための実験研究」の概要と今後のすすめ方
花里利一(三重大学) - 実大振動台実験の概要
箕輪親宏(防災科学技術研究所) - 振動台実験の狙いとアプローチの方針
Qaisar Ali (ペシャワール工科大学)(パキスタンよりプレゼンテーション)
<解析手法の提案>
- 個別要素法の概要、適用事例と組積造への適用
中川貴文(建築研究所) - 骨組み法の概要、適用事例と組積造への適用
斉藤大樹(建築研究所) - 簡易解析法の適用の方針
花里利一(三重大学) - 壁量による水平耐力の想定方法の適用
今井弘(建築研究所) - インドネシアにおける取り組みの提案 (インドネシアよりプレゼンテーション)
Dyah Kusumastuti (バンドン工科大学) - ネパールにおける取り組みの提案 (ネパールよりプレゼンテーション)
Jishnu Subedi (ネパール工科大学) - トルコにおける取り組みの提案 (トルコよりプレゼンテーション)
第2部 ファシリテーター:斉藤憲晃(財団法人建築技術教育普及センター)
- コンポーネント2-3「簡易でローコストの免震技術の開発」の取り組みの概要
楢府龍雄(建築研究所) - 復元機構を持たないトーコスト滑り免震装置開発のための実験結果の概要
橘英三郎(大阪大学名誉教授) - コンポーネント2-2「工学と建設工事との間のブリッジ構築」の取り組みの概要
楢府龍雄(建築研究所) - ペルーにおける建設プロセス・モニタリングの実施と成果
松崎志津子(NPO法人都市計画・建築関連OVの会(EVAA))
