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JointokyoGDLN|

2005年07月28日

ASEAN、TDLCが新たなラーニング・プログラムを開始

8カ国結ぶビデオ会議で「地方の貧困削減と開発」について学ぶ

どうすれば貧困に苦しむ人々の参加を得られるのか。貧困はどう定義すべきか。貧困削減のための資金の適正使用を担保するには、どうすればよいのか。

新しく始まったASEAN-世界銀行TDLCのラーニング・プログラム「地方の貧困削減と開発」では、メンバー国の政策担当者、地域リーダーやNGO関係者らがこんな疑問に挑む。ASEANと世界銀行は、国家の開発戦略に社会開発の視点を生かそうと、共同で様々な活動を行っており、今回はこれまでの経験をもとに、メンバー国の間で要望の多かったテーマを多角的に学習する機会を設けた。

プログラムは①地域主導の開発②貧困を多角的にとらえる③分析、透明性、実施義務および貧困削減計画の効果の評価、を柱に、2006年4月までの間、各テーマごとにビデオ会議を2―3回、ビデオ会議のあいまに開かれるメンバー国内での議論、インターネットを通じたディスカッションなどを組み合わせた「ブレンデッド・ラーニング」の手法で実施される。

最初のプログラムである「地域主導の開発」の1回目のビデオ会議は2005年7月28日、ASEANとTDLCの仲介のもとで開かれ、ASEANメンバー7カ国が接続された。議論を円滑に進めるため、このうち4者――カンボジア、ラオス、インドネシアとフィリピンが参加し、残り3者――マレーシア、タイ、ベトナムは、オブザーバーとして傍聴した。

この会議では、エンパワーメントの原則を取り入れ、地域ぐるみで実施された貧困削減プログラムのケース・スタディとして、インドネシアから、フィリピンからKALAHI-CIDSSプロジェクトについて報告があった。参加者は、課題として①貧困者をターゲットとするためにはどんなツールが用いられるか②地方分権が進んでいない国では、他にどんなアプローチが考えられるか、の2問について国内で議論し、8月18日に開かれた2回目のビデオ会議で回答を求められた。2回目のビデオ会議ではカンボジア、ベトナムの地方開発の例も現地から紹介された。

今回のプログラムは9月15日の3回目のビデオ会議をもって修了し、シリーズ中2番目のプログラムは、議論に参加するメンバーを入れ替えて2005年11月に再開される。

プログラム参加者は、この場で共有することができた知識や経験を生かして、トレーニングやセミナー、ワークショップを実施し、それぞれの国の開発能力向上に貢献することができる。また、プログラム参加者のネットワークをつくり、実践コミュニティの形成を通して情報、経験や体験の交流が進むと、期待されている。

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