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2010年05月31日

WHOパルトグラフ講座:アジア、アフリカ、中東の9ヶ国より受講生が参加


2010年4月28日、ヨルダンの会場の様子

2010年4月28日に世界銀行 東京開発ラーニングセンター(TDLC)、世界保健機関(WHO)、北里大学看護学部が共同で開催したWHOパルトグラフ講座に9ヶ国から286人がビデオ会議を通して参加。

受講者286人の内訳は、ガーナ、ヨルダン、タンザニア、マダガスカル、インド、スリランカ、インドネシア、フィリピン、およびモンゴルの医師、看護師、助産師、病院管理者、大学生、保健省職員でした。

今回のパルトグラフ講座を通し、TDLCは、初めてヨルダンとマダガスカルの遠隔ラーニングセンターとブレンデッド・ラーニング・プログラムを共同実施しました。また、世界銀行のグローバルに広がるネットワークの特性を活用し、アジア、アフリカ、中東の広域にかけて、TDLC主導で実施したブレンデッド・ラーニング・プログラムとしては、今回が初めてとなりました。286人の内、最も多い55人がフィリピンから参加し、続いて、51人がガーナから、44人がヨルダンから参加しました。

パルトグラフとは?

パルトグラフとは、分娩の活動期の子宮頸管の開大をグラフに記録したものであり、分娩の進行を観察し、治療介入の必要性を見分けるためのもので、通常、医師、看護師や、助産師が活用するものです。簡単で、費用のかからないツールであり、遷延分娩によって母体や、胎児の合併症が起こるのを減少させるに有効という研究結果が出ています。

WHO パルトグラフ講座

受講者は、各自の国にあるディスタンスラーニングセンターに集まり、事前に収録されたWHO母性保健部(Department of Making Pregnancy Safer) メディカルオフィサー、Dr.Mathews Matthaiによる導入講義を見て、パルトグラフの基礎について学習し、WHOとJohn Snow, Inc.が共同開発したe-learning用CD-Romを受け取りました。

本講座の参加者たちは、受け取ったCD-Romの教材を使用し、4月28日のビデオ会議セッションまでの間、各自でパルトグラフの用途や、正しい記録や、医療介入のタイミングなどについて勉強しました。質問があれば、emailまたは、ビデオ会議中に直接Dr.Matthaiに確認することができました。

ビデオ会議当日、個人学習を終えた受講生たちは、CD-Romから学習終了時に出力されるコース終了書を持参し、再び、遠隔ラーニングセンターに集いました。 そして、ジュネーブからは、Dr. MatthaiとWHO母性保健部(Department of Making Pregnancy Safer) のディレクター、Dr. Q. Monirul Islam、東京からは、北里看護学部学部長、高橋真理氏、同大学講師、吉野八重氏がビデオ会議に参加。

個人学習を通して、受講生たちは、内容の理解を高めてディスカッションに望んだため、二回目のビデオ会議セッションでは、すべての時間を、質疑応答や、ディスカッションに費やすことが出来ました。受講生たちは、教材の用語の定義から、実用や、臨床的な質問など、幅広い質問をしました。ある受講生は、自国で実施している方法と教材で取り上げられた方法が違うため、Dr. Matthaiに助言を求める場面もありました。

今回学んだことを他の人と共有したいという受講生が多く、教材の使用許可を求めました。すると、「学習したことを共有して、普及させるのは、あなた方次第です。是非、他の多くの人達と共有してください!」とDr. Matthaiは、答えました。

参加者の声

下記は、習得した内容や、学習手法について受講生に聞いたときのフィードバックです。

「産科病棟の部下に(今回学習した内容を)教える予定。」–参加者、ガーナ

「産院を設立しようと思っているが、それに向けて、更に知識とスキルを習得できた。」–参加者、ガーナ

「このような学習方法は、全員のITの活用を促すものである。このプログラムに参加できて嬉しく思う。もっと、頻繁にこのようなプログラムが開催されると良いと思う。」–参加者、ガーナ

「生徒や、将来看護師になる者が、このツールのことを知ることができるように自分の講義に取り入れようと思う。」–看護師・講師、フィリピン

「我々の生徒たちの教育にこのe-learning手法を応用できる。」–看護師・講師、フィリピン

「今回習得した内容を自分が教える看護師向けの母性コースに取りいれる予定。」–大学教員、ヨルダン

「とても参考になった。このようなコースがもっとあれば良いと思う。どうもありがとう。」–医師、スリランカ

「とても効果的で、とても良いコースである。」–産婦人科医、インド

「遠隔研修でありながら大変わかりやすい良い研修だった。」―参加者、モンゴル

「現在の自分の業務内容に合致した内容で、非常に役にたった。」―参加者、モンゴル

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