English
JointokyoGDLN|

2006年04月12日

アジアのマイクロファイナンストレーニング能力開発に貢献

第2回MFToTの認証式で新たに32人のトレーナー誕生

スクリーン上の花火の映像がアジア7カ国の会場に流れる中、第2回マイクロファイナンス・トレーニング・コース(MFToT)の認証式が2006年4月12日、TDLCを介して行われた。アフガニスタン、カンボジア、ラオス、モンゴル、フィリピン、スリランカとベトナム各国の参加者32人が、国連資本開発基金(UNCDF)マイクロファイナンスコースの正式なトレーナーとして認証を受けた。



TDLCにて開かれたマイクロファイナンス・トレーニング・コースの認証式にて。JBICの高橋園子さんも、今回トレーナーの認証を受けた1人だ。

第2回MFToTはTDLC、アジア開発銀行研究所(ADBI)、及びUNCDFが共催し、2005年10月より3ヶ月にわたって行われた。CD-ROMやビデオ会議など複数の情報通信技術を組み合わせたブレンデッド・ラーニングの手法を取り入れている。第1回は2005年2月より実施された。

認証式ではアジア開発銀行研究所長のピーター・マッコーリー氏が「アジアでは様々なレベルのトレーニングの需要があり、従来の対面式の学習方法だけでは対応できない」と、ICTを開発に役立てる方法としてブレンデッドラーニングを取り入れたコースを支持した。マッコーリー氏はまた、コンテンツのローカリゼーションの重要性を説いた。TDLCの福井龍マネージャーは、アジアにおいてマイクロファイナンスは大きな課題となっており、新たに認証を受けたトレーナーたちに、「重大な任務を担うことになる」と、激励した。

TDLCのインストラクショナルデザイナー、ジーピン・ザンは、このコースがアジアにおけるマイクロファイナンスのトレーニング能力開発に大きく役立っている、と指摘。2つのコースを通じてすでに46人のトレーナーを輩出しており、「このコースで認証を受け、コースの教材を入手し、地元チーム、トレーナーや参加者がそろえば大変な力を発揮することができる」とトレーナーたちを励ました。

「ベトナムにとって効果の高いコースです」と、ベトナムのミン・タイは話した。ミンは初回のコースで優秀な成績を修め、今回はトレーナーの立場で参加した。今後はベトナムチームとともにローカリゼーションの実施計画を策定していく。モンゴルからは、マイクロファイナンスのトレーニング・センターを設立し、英語の教材を翻訳する計画も明らかにされた。

コースの結果について、参加者が取り組んだ課題11件と最終試験の平均成績は78%と高く、コース開始時に認証の基準を明らかにし、トレーナーが各課題について講評したり、成績を上げるためのヒントをアドバイスするなどの工夫が功を奏した。参加者全体のうち、80%がトレーナーとして認証を受けた。また、初回のコースで認証された3人のトレーナーが、今回のトレーナーを務めた。

終了後、参加者に対して行ったアンケートの結果を、ADBIのスヌンタル・セブーンサーンが公表した。それによると、第2回MFToTは全体として好評で、5段階評価で4.20を得た。質の高い教材、参加者に対するサポート体制、認証による動機付けや多様なメディアを組み合わせた指導方法がよい結果を生んだ、と分析した。

2006年後半には参加国を組み替えて第3回MFToTを行う予定だ。今後の課題として、各国のローカリゼーション実施計画やマイクロファイナンスのトレーナーのコミュニティ・オブ・プラクティス形成に対する支援、認証を受けたトレーナーの活動の強化などが挙げられた。

•••

ADBI(英文サイト)
UNCDF(英文サイト)

Top

---

JoinTokyo
東京開発ラーニングセンター
遠隔ラーニングのための日本・世界銀行パートナーシップ・プロジェクト
〒100-0011東京都千代田区内幸町2-2-2富国生命ビル10階
電話:03-3597-1333 • ファックス:03-3597-9161 • 電子メールはこちら