2006年01月16日
アフガニスタンの災害管理
国家計画策定を機にビデオ会議で東京、デリの専門家が意見交換
地震、地すべり、なだれ、砂嵐や洪水などの災害に頻繁に見舞われながら、長年の戦争で対策を取る能力さえ失ってしまったアフガニスタン。国連の支援を受けてこのほど完成した「国家災害管理計画」をもとに専門家らが意見交換するビデオ会議が2006年1月16日、TDLC 、カブールとデリを結んで開かれた。
企画したのは京都大学大学院地球環境学堂、アフガニスタン政府の災害対策準備省及びインドの持続可能な環境・エコロジー開発協会(SEEDS)。「国家災害管理計画」は国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)の資金提供と、SEEDSの技術協力を受けて完成し、現在国内の地方レベルでも公表している段階だ。
会議には3市の政府、NGO、大学、国連などの関係者約25人が参加。東京では京大のラジブ・ショウ助教授、カブールではSEEDSのR・クベラン博士、デリではSEEDS代表のマヌ・グプタ氏が司会にあたり、アフガニスタンの災害管理計画の進行状況を確認したうえ、インドや日本の体験も紹介された。
会議の結果、アフガニスタンの災害管理を進めるうえで、以下の結論に達した。
- 政府の各レベルで横のつながりをよくするための手段を検討する
- 定期的に国民が災害対策の訓練を行う
- 国家災害管理委員会はメンバーに大学、金融、市民グループやメディア関係者も含め、協力を促す
- 災害管理計画の実施にあたり、緊急時に利用できる資源を調べ、目録を整える
- 災害管理を進めるうえでコミュニティーに密着したリスク削減策を重要な柱と位置づけ、SEEDSとGlobal Open Learning Forum for Risk Education (GOLFRE) がその実施を先導する
- 将来的には災害に対する都市の弱点克服と干ばつ、地球温暖化対策に焦点をあてる
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