2004年09月09日
グローバルな開発アジェンダを振り返って
ヴィネイ・バルガヴァ世界銀行国際関係担当局長(対外関係・コミュニケーション・国連担当業務局長)と神戸大学大学院国際協力研究科の学生によるグローバル開発課題に関するビデオ会議セミナーが開催されました。
ヴィネイ・バルガヴァ世界銀行国際関係担当局長(対外関係・コミュニケーション・国連担当業務局長)と神戸大学大学院国際協力研究科(GSICS)の学生によるグローバル開発課題に関するビデオ会議セミナーが開催されました。

神戸大学大学院生に向けてプレゼンテーションを行なうヴィネイ・バルガヴァ世界銀行国際関係担当局長
神戸大学大学院国際協力研究科(GSICS — Graduate School of International Cooperation Studies)の15名の学生達とヴィネイ・バルガヴァ世界銀行国際関係担当局長によるビデオ会議セミナー「グローバル開発アジェンダと世界銀行」が東京開発ラーニングセンター(TDLC)のビデオ会議システムにてTDLCと神戸大学を接続し実施されました。
今回の会議は、大森功一世界銀行東京事務所広報担当官が司会進行を務め、吉村幸雄世界銀行副総裁兼駐日特別代表、及び福井龍世界銀行TDLCパートナーシップ&プログラムマネージャーも出席致しました。
神戸大学大学院国際協力研究科は、開発学専攻の大学院として日本を代表する七大学院の一校であり、また広島大学・名古屋大学と共に世界銀行情報センター(PIC東京)をサポートして頂いている三大学の一校でもあります。今回のセミナーに際しては、アフリカ経済開発の専門家であり、財務省によるMDBs(国際開発金融銀行)研究会の世話人である高橋基樹・神戸大学大学院国際協力研究科教授に神戸大学側の取りまとめ頂きました。
本セミナーは、バルガヴァ氏によるミレニアム開発目標(MDG)の達成に向けての、グローバルな開発課題の現状、課題と展望についての発表の後、約1時間の学生達との意見交換、Q&Aセッションが行なわれました。
バルガヴァ氏のプレゼンテーションでは、近年開催された主要な国際会議を振り返り、近年の開発に関する国際動向についての見解が述べられました。第四回WTO閣僚級会合(ドーハ、カタール、2001年11月)では、途上国のより公平で開かれた世界貿易システムの重要性が認識され、開発資金国際会議(モンテレー、メキシコ、2002年3月)では、MDG達成のための援助資金増額が謳われました。そして、ヨハネスブルクで開催された持続可能な開発に関する世界サミット(WSSD; 2002年8月26日-9月4日)では、水と衛生、エネルギー、健康、農業生産性、そして生物多様性と生態系の管理を重要分野として議論されました。
そして、バルガヴァ氏は、2015年までのMDG達成の進捗について国や地域の状況についてインドや中国は目標達成に向けて大きく前進している一方、サハラ以南のアフリカ地域のように今後更なる前進が求められている地域があることにも言及しました。
MDGに代表されるグローバルな開発目標の重要性を再認識し、目標達成に向けて、シビルソサエティ、ユース、その他の参加者がより緊密に連携し、"新しい世紀"のグローバルな開発の意思決定にコミットしていくことが今後より一層望まれます。
そのためには、効果的な援助が不可欠です。バルガヴァ氏が述べたように、"我々は何がなされるべきかを認識している。いまこそ実施する時なのです。"
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関連情報:
神戸大学大学院国際協力研究科:
http://www.kobe-u.ac.jp/~gsics/indexj.html
ミレニアム開発目標:
http://www.developmentgoals.org/Aboutthegoals.htm
(英文サイト)
国連ミレニアムアセンブリー・オフィス ウェブサイト:
http://www.un.org/millennium/
(英文サイト)
世界銀行情報センター(PIC東京):
http://www.worldbank.or.jp/04data/01pic/pic_top.html
