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2004年12月15日

日本/世界銀行共同大学院奨学金プログラムと日本のODA50周年


大久保良夫世界銀行理事(左から二番目)(東京にて)

日本/世界銀行共同大学院奨学金プログラム(Joint Japan/World Bank Graduate Scholarship Program:JJ/WBGSP)は、日本政府の拠出金により運営されています。これまで19年間で1億3千万米ドルが日本政府より拠出され、成功をおさめてきました。今会計年度は1400万米ドルが拠出されています。

JJ/WBGSPとは、世界各国の大学(ハーバード大学、スタンフォード大学、コロンビア大学、MIT、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学、慶応義塾大学など)の開発関連分野の修士課程において学ぶ機会を、途上国の中間管理職の人々に対して提供する奨学プログラムです。これまで、約3260名の人々が修了し、修了生はそれぞれの祖国の公的・民間部門において要職についています。具体的には、大臣、中央銀行総裁、首相アドバイザー、銀行員、ジャーナリスト、市民社会組織の活動家として活躍しています。


フラニー・レオティエー世界銀行研究所副総裁の挨拶

日本のODA50周年にあたって、世界銀行研究所主催で、東京地域で学ぶJJ/WBGSPの奨学生向け、およびハーバード大学同窓生向けのビデオ会議がそれぞれ開催されました。日本のビデオ会議には慶應義塾大学、横浜国立大学、政策研究大学院大学、筑波大学で学んでいる60名以上の奨学生が、また、ボストンでの会議には、ラオス、マケドニア、ガーナ、スリナム出身の奨学生が参加しました。

セミナー冒頭で、世界銀行からの参加者が日本のODAを主題とした講演を行いました。大久保良夫世界銀行理事は開発援助における日本の貢献について、吉村幸雄世界銀行副総裁兼駐日特別代表は戦後日本の経済発展について、フラニー・レオティエー世界銀行研究所副総裁は日本政府ODA50周年について、大矢俊雄世界銀行理事代理は日本のODAの人材育成分野とグットガバナンス分野への貢献について述べました。


大矢俊雄世界銀行理事代理 (ハーバード大学にて)

さらに、JJ/WBGSP同窓生からもいくつか講演がされました。「われわれの夢をかなえる機会をくれた日本政府とわれわれの潜在能力を認めてくれた世界銀行に非常に感謝している」とアハロツ・パル氏(トンガ)が、「ケネディスクールで学ぶ機会を提供してくれたJJ/WBGSP、そして日本政府と日本の人々への感謝の意を示せる機会をもてたことを光栄である」とアラン・フッチェ氏(メキシコ)が述べました。

つづいて、本イベントのために集まった4人の同窓生が、自らの経験をもとに日本政府への感謝の意を表し、現在の奨学生への激励を行いました。ニエルマラ・ヒンドリ・ブラッドライジング氏(スリナム大統領政策アドバイザー)とソミカット・プシー博士(ラオス)は、いかに大学院において学んだ知識が実務に役立っているかと、学ぶ機会を与えてくれた奨学金と日本政府への感謝を述べました。コムラ・デュモア氏(ガーナ)とルビンコ・ザレスキー氏(マケドニア)は、現奨学生に対して、大学院在学中には学業に専念し、修了後はそれぞれの祖国における経済発展に貢献すべきであると助言しました。

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