2006年03月30日
ビデオ会議で世銀「東アジア大洋州地域報告書」を公表
東京、プノンペン、シンガポールなど結び質疑応答
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世界銀行の「東アジア大洋州地域報告書」の最新版が2006年3月30日、発表され、東アジア大洋州地域担当チーフ・エコノミストのホミ・カラス氏がシドニーからビデオ会議で報告した。接続したのはTDLCをはじめ、キャンベラ、シンガポール、プノンペンで、各会場に集まったエコノミスト、ジャーナリスト、学識経験者らが報告に続き、活発な質疑応答を行った。また、マニラもオブザーバーとして参加した。
カラス氏によると、2005年の東アジア経済は堅調で、東ティモールを除くすべての国で4%を超える成長率を記録した。貿易も好調で、「東アジアはいまやヨーロッパを抜き、貿易については世界で最も開かれた地域になった」。投資はペースが落ちたものの、石油価格の高騰や金利上昇の結果で、予想の範囲内だと述べた。
「新しい傾向として、イノヴェーションによる生産性の向上がアジアの成長をけん引するようになってきた。これはより持続的な経済回復が期待できるということだ」
東京からは、アジアの成長が南アジアおよびアフリカも含めた世界に与える影響は、との質問が出た。カラス氏は直接需要を創出するばかりでなく、開発のサクセス・ストーリーとして世界の模範となり、「非常に前向きな影響だ」と総括した。
今回の報告書は、気候変動の問題も取り上げ、急速な成長を遂げるアジアではとりわけ、温室効果ガスの排出量も急増しており、各国にエネルギー利用の効率を高める政策をとるよう促した。
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