2011年10月20日
東アジア持続成長のため発表されたメッセージ「Higher Ed Can Do MORE」
世界銀行 東京開発ラーニングセンターは2011年10月13日、世界銀行 東アジア大洋州地域広報局と共同で「東アジア途上国の高等教育を考える~成長を支える技能と研究」と題する新しい報告書の発表イベントを開催しました。
この発表に際し、TDLCにて東京や東アジア地域のメディアに対する記者説明会並びに公開セミナーを開催しました。セミナーには、ジム・アダムス同地域担当副総裁および報告書の主幹筆者、そして小寺清JICA理事が東京より参加したほか、テレビ会議システムを利用してシンガポールより、アニー・コー氏(Singapore Management University)、フィリピンよりエディベルト・ユスス氏(Asian Institute of Management)がパネリストとして参加しました。特に、東京会場には50人以上の政策立案者、開発援助実務者、研究者や学生等が参加したほか、アジア6カ国7接続拠点より総計150名程度の参加者を得られました。
アジアの昨今の経済状態を踏まえると、本報告書の内容は非常に高い関心を得ているだけでなく、報告書の発表に際し、専門的な内容を簡潔に伝えるためのスライドショーや、一般読者からフェイスブックやツイッターのようなソーシャルメディアを通じて生のフィードバックを得たり、YouTube上に要約ビデオを公開、などというような、様々な工夫したアプローチが取られました。これらは本報告書の公式ホームページよりアクセスすることが可能です。(英文のみ)
この報告書の執筆段階より関係者間の議論の場、としてGDLNは重要な役割を果たしてきました。ジム・アダムス副総裁は世界銀行チームとTDLC及びGDLNアジア大洋州地域が、この報告書の重要なメッセージを地域の関係者に伝える過程における貢献を積極的に評価しています。
この報告書について
東アジアの持続的な成長を維持するために高等教育は非常に重要である。東アジアの低・中所得国が今後とも成長を続けていくためには、自国の高等教育制度を労働市場のニーズおよび経済全体の動向に、より合致したものにする必要がある、と発表された世界銀行東アジア大洋州地域の報告書は指摘している。同報告は、高等教育がもたらす成果を改善するために、公共政策が果たし得る3つの優先分野について、(1)より効率的かつ効果的な資金支援、(2)公的教育機関の運営管理の改善、(3)高等教育システムの役割と提言している。同報告書全体、概要版、プレスリリースについてもウェブサイトよりダウンロードが可能。(英文のみ)
