2007年02月28日
ローコスト免震技術の開発に関する講演会、5カ国結び開催
建築研究所など4団体が、「開発途上国免震研究会」の成果踏まえ意見交換
ローコストで簡易な免震技術開発のための研究を進める建築研究開発コンソーシアム「開発途上国免震研究会」(CBRD) の活動の成果を、広く途上国の研究者や技術者と共有し、議論する国際ワークショップが2007年2月8日、TDLCを中心に5カ国を結ぶビデオ会議として開催された。
免震技術は地震被害を軽減するうえで有効な手法だが、コストや設計・施工技術などの制約があり、途上国ではいまだ限られた建物にしか活かされていない。
この日のワークショップは、建築研究開発コンソーシアム「 開発途上国免震研究会」の協力により、「地震防災に関するネットワーク型共同研究」に参加する建築研究所、防災科学技術研究所、三重大学、政策研究大学院大学の4機関が共催。東京会場のTDLCには約100人が集まり、インドネシア、ネパール、パキスタン、トルコの4カ国の会場と接続した。
ワークショップの内容は以下の通り。(敬称略)
ローコスト免震開発の取り組みの背景と今後の活動予定
楢府龍雄(建築研究所、建築研究コンソーシアム「開発途上国免震研究会」座長、「地震防災に関するネットワーク型共同研究」代表者)
免震構造の世界各国の動向
斎藤(建築研究所、(社)日本免震構造協会 国際委員会委員長)
免震、エネルギー吸収部材、応答制御に関する最近の中国の現状
Wen Liuhan(広州大学耐震工学研究センター)
開発途上国における免震についての提案
Jishnu Subedi(ネパール工科大学)
(ネパールよりプレゼンテーション)
スクラップタイヤ片を活用した免震の提案
Ahmet Turer(中東工科大学)
<日本での取り組み事例の紹介>
復元機構を持たないローコストの滑り免震
橘英三郎(大阪大学名誉教授)
ローコスト転がり免震
石山祐二(北海道大学名誉教授、「地震防災に関するネットワーク型共同研究」アドバイザリー委員会委員長)
