2009年05月18日
母と子のために~母子保健リーダー育成(モンゴル)
妊産婦死亡率・乳児死亡率が高いモンゴルでは、母子保健をめぐる環境の改善が求められています。専門家トレーニングによって無駄な死をなくそうと、TDLC、北里大学看護学部は共同で、遠隔ラーニングを実施しています。

ウランバートルの病院の新生児。この小さな命にも、先進国並みの保健ケアを受けさせてあげたいと思いませんか?
1000人中93人、千人中20.7人:この数字は、モンゴルの妊産婦死亡率、乳児死亡率を表します。助産、看護を担う人材育成が急務となっているこの国で、母子保健を取り巻くその環境は恵まれているとはいえません。インフラ整備の遅れをはじめ、英語力やコンピューターの不足による情報へのアクセス面の問題もあり、体系的な学習を進めることが困難な状況です。
知識と経験を持つ日本と、それを必要としている世界の人々を結び、世界銀行のビデオ会議ネットワークを導入し、人材育成の効果をあげていくことが、東京開発ラーニングセンター(TDLC)が目指す新しい援助の手法です。
TDLCは北里大学看護学部と共に、モンゴル看護協会の協力を得て、モンゴルの若い看護師・助産師を対象にユニークな母子保健教育プログラムを実施しています。
今年は3月5日と6日の両日、モンゴル保健総合大学やモンゴル日本人材開発センターなどモンゴル国内4会場に延べ820人以上の看護師・助産師らが集まり、北里大学看護学部の講師陣によるビデオ会議の講義を受講しました。
二日間に渡り日本の大学レベルの講義が行われたこのプログラムは、ビデオ会議による北里大学の講義を柱に、持続的な教育に結び付けようと、様々な工夫を凝らしています。受講者は、病院や大学、地域診療所などそれぞれの職場で、各自少なくとも10人に学習内容を伝えることを勧められました。
最新の情報や知識が、ビデオ会議を通じて東京からモンゴルの現場へと、直に伝えられています。
以下の「お母さんと赤ちゃん」ピクチャー・ギャラリーをご覧下さい。プログラム参加者による作品も含まれています。

モンゴル・ウランバートル市内の病院ですやすやと眠る双子の赤ちゃん(2008年撮影)

2008年3月28日、ウランバートル市内・国立母子保健センターで赤ちゃんを抱くお母さん

ウランバートルで2009年3月6日、妊婦の心理ケア・アセスメント関連講義をTDLCよりライブビデオで受講、北里大額看護学部部長の指示に従いストレス解消エクササイズで腕を伸ばすプログラム参加者ら

ウランバートルで2008年3月26日、初の遠隔ラーニングコースを前に開かれた勉強会に参加するモンゴル看護協会中核メンバーら

ウランバートルで2008年3月26日、遠隔ラーニングコースを前に開かれた勉強会に参加するモンゴル人看護師たち

ウランバートルの病院で、母親に抱かれる新生児(2008年撮影)

ウランバートルの病院内、新生児室の保育器に入った赤ちゃん(2008年撮影)

ウランバートルの病院内、保育器に入った赤ちゃん(2008年撮影)

ウランバートルの病院で、経管栄養を受ける赤ちゃん(2008年撮影)

ウランバートルの病院で、新生児の傍で業務に当たる看護師(2008年撮影)

ウランバートルの住宅地を赤ちゃんと散歩中、写真に納まるモンゴル女性(2008年撮影)

看護師の手のぬくもりに反応し、見上げる新生児(2008年撮影)
