2007年03月16日
クリーン開発メカニズムの案件形成促進を
セブ、東京結ぶビデオ会議で情報交換
海外環境協力センター(OECC)・京都メカニズム情報プラットフォーム事務局と、フィリピン天然資源環境省環境管理局(DENR-EMB)は2007年3月16日、地球温暖化防止策のひとつであるクリーン開発メカニズム(CDM)に関するビデオ会議を、東京とフィリピン・セブ島を結んで開催した。
OECCは昨年3月、マニラとのビデオ会議を開催したが、今年はCDMの有望案件が豊富に残るとの評価が高い地方都市のセブ島が選ばれた。この日の会議はセブのプロジェクトを紹介し、日本側とフィリピン側の事業者の情報交換を通じてCDMプロジェクトの案件形成を促すのが目的。
セブ、東京合わせて50人近くが参加する中、セブ市長のトーマス・オスメニャ氏が現地より開会のあいさつを行った。セッション1はCDM活動を行うためのフィリピインにおける環境整備がテーマで、DENR-EMBの担当者がCDM活動許可プロセスについて最近の状況を説明、セブからも有望なCDM\活動の機会が紹介された。日本側からも京都メカニズムの効率的な運用を目指し、政府や関係機関が能力開発、事業可能性調 査、ビジネス・マッチングなどの支援を行うJKAPプログラム(Japan Kyoto Mechanisms Acceleration Programme)の紹介などが行われた。
セッション2では日本とフィリピンのステークホルダー間の情報交換が行われ、セブのオスメニャ市長、マンダウエのサデオ・オウアノ市長をはじめ、地元関係者が様々なプロジェクトの可能性について述べた。
OECCは環境省の委託事業の一環として、事業者に対するヘルプデスクや京都メカニズム情報プラットフォームの運営、日本のCDM/JI(共同実施)活動促進に努め、JKAPの情報発信窓口にもなっている。
CDMは、京都議定書の付属書I国(先進国)が、途上国において温室効果ガス削減プロジェクトを行った場合、その削減分を自国分としてカウントできるしくみで、京都ターゲット達成を進めるために設置された。
