2009年09月16日
中小企業向けトレーニング・現地アフリカからの声
コース開発のいきさつ
TDLCの綿屋栄子プログラム・コーデネーターは、開発途上国の産業発展支援の一環として、トヨタ生産方式(通称TPS)遠隔学習セミナーを実現したいと模索していました。800以上もの日本国内企業・団体が属するマネージメント専門団体・社団法人中部産業連盟(略称・中産連)の協力を求め、TPSや5S、グッド・プラクティスのケーススタディ等を主な内容とするより遠隔学習コースの実施をお願いし、同時に現地ニーズについては世銀本部のアフリカGDLNチームと調整。ガーナ・ケニア・ウガンダ・エチオピアからすぐに参加希望がありました。またエチオピアについてはJICA・エチオピア事務所のご協力をいただき、受講者を募ることができました。
中産連とは
中部産業連盟は1948年、通産省(現経済産業省)所管の公益法人として設立され、戦後の復興、産業の振興に貢献してきました。 その中産連でマーケティング、製造管理、人材育成、組織管理やコミュニケーションなどを専門とする経営コンサルタント・松崎久純氏を遠隔学習コース講師として迎え、TDLCとのビデオ会議接続により、リアルタイムのアフリカ向けセミナーが実現しました。
コースについて
週に一度、ガーナ・ケニア・ウガンダ・エチオピアのGDLN(遠隔学習)センターがTDLCと接続され、生産性向上セミナーが行われました。
このビデオ会議セッションはTDLCで録画され、リアルタイムで参加した受講者たちがレクチャー後にも講義内容にアクセスし復習できるよう、TDLCのビデオ・オン・デマンドにアップロードされました。
参加者の声
コース終了後に寄せられた、参加たちのコメントです。
「開発途上国のことを考えてくれて、製造分野における自らの成功経験を分かち合ってくれる日本に、実に感謝しています。今回得た情報は、我が国の生産性、成功のため、とても役に立ちます。引き続き努力をすれば、私たちもトヨタのように成功できるといいです。今後もこのようなセッションを、もっと企画していって欲しいです。」
― ウガンダマネージメント・インステイチュート、H.M.
「自分自身の専門分野と一致し、キャパシテイを充実してくれて、またあらゆるところで応用できるものでした。今回学んだコンセプトを適用するよう、地元企業にアドバイスします。」
― エチオピア・アディスアベバ、H.W.J.
「社内で“カイゼン”プロジェクトを実行します。」
― エチオピア・アディスアベバ、S.G.
「素晴らしいプレゼンテーションでした。コース終了後、職場で“メーク・チェンジ”、変化をもたらすことができると思います、特にコストカットについて。弊社では販売価格=コスト+利益です。この方程式により、当社製品は他社に比べ高価格となっています。トヨタ生産方式では、利益=販売価格―コストであると学び、価格体系について最善のオペレーティング・システムです。」
― ウガンダ、A.G.
「私は、8月下旬に始まる、エチオピアの“カイゼン”プロジェクトメンバーです。今回学んだ経験を各工場で活かします。」
― エチオピア・アディスアベバ、Y.S.
「製品の納期が遅れることは、我が社の問題のひとつでもあり、そこから派生する様々な問題についてアフリカの殆どの工場が悩んでいます。セミナーで生産性向上を取り上げ議論することができ、また講師の説明が非常に興味深く分かりやすかったです。」
― ガーナ、アリ
