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2007年03月08日

世界銀行グループ「企業の社会的責任(CSR)イニシアチブ」

「CSRと途上国ビジネス」セミナー・シリーズ第1回セッション開催

Audience at CSR Seminar 1途上国が市場として注目される中、新しいアプローチを取り入れたビジネスの開発を通じて、貧困削減に貢献する企業が増えている。このようなトレンドを踏まえた議論を促すため、世界銀行グループCSR(企業の社会的責任)イニチアチブに基づく新しいセミナーシリーズが始まった。第1回セッション「CSRと開発」の会場となったTDLCには2007年3月8日、官民両セクターからCSR活動の担当者ら約150人が集まり、今日の国際的なビジネス環境におけるCSRの重要性があらためて浮き彫りになった。

経済人コー円卓会議(CSR)日本委員会の協力で実現したこの日のセッションは、世界銀行グループのCSR活動の紹介や、途上国における企業の役割に関するプレゼンテーションを通じて全体像を示すのが狙い。CSR を実践している日本企業は多く、会場からは実務経験に基づくコメントが相次いた。

セッションの冒頭、世界銀行研究所(WBI) の企業・競争力・開発担当チーフジョルデジャ・ぺトコクフスキー氏がビデオにより「ビジネス、競争、開発」と題して報告。WBIのマルチステークホルダー・パートナーシップを通した開発課題への取り組みについて述べ、ベストプラクティスの例を挙げた。

Panel at CSR Seminar 1東京では国連開発計画(UNDP)の村田俊一・駐日代表が「CSRとミレニアムか発目標」と題して話し、民間企業の役割の重要性を強調した。またドイツ証券会長で、CRT日本委員会会長の橋本徹氏が「グローバルな視点を持ったビジネスリーダーとは」について語った。

続いて前21世紀政策研究所研究員で、三菱重工の白木聡一郎氏が、途上国の貧困層を顧客とみて生活レベルの向上をはかり、企業も利益を獲得する「BOPビジネスの展望」について話した。BOP 市場への新規参入に伴うリスクとして、ニーズの把握が困難、販路の開拓、アフターサービスの拠点設立が困難、製造・販売許認可取得などの規制が不明、生活習慣・宗教の違いが指摘された。

最後に国際金融公社東京事務局の環境社会開発局政策顧問、相沢素子氏が「CSRとBOPビジネスーー世界銀行グループの取り組み」について総括した。

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