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JointokyoGDLN|

2006年08月03日

第3回マイクロファイナンス・トレーニング・コース開始

初めてウェブキャストを導入、トレーナー教育への貢献拡大

マイクロファイナンスのトレーナーを育成する「第3回マイクロファイナンス・トレーニング・コース(MFToT) 」が8月3日、TDLCにて始まった。今回は新たに中国、パキスタン、インドを迎え、スリランカ、ベトナム、フィリピン及び日本のサイトがGDLNを介して初回のビデオ会議に参加した。北京からは中国開発銀行の国内ネットワークにも接続し、コースへのアクセスを大幅に拡大、初めてインターネットを通じて会議の模様を生中継した。

このコースはCD-ROM、インターネット及びビデオ会議など複数の情報通信技術を組み合わせた独自の手法によるもので、2005年2月に初めて実施、すでに46人のトレーナーが認証を受けている。最近では「卒業生」がコースのテキストを母語に翻訳して地元で実施する準備を進めるなど、アジアにおけるマイクロファイナンス・トレーナー養成に大きく貢献している。

今回からTDLC、アジア開発銀行研究所(ADBI)に加え、世界銀行研究所(WBI)が新たにスポンサーとなった。コースのテキストとCD-ROMを開発した当初のスポンサー、国連資本開発基金(UNCDF)は今後、教材を提供する形でコースに協力する。

3回目の実施を迎え、新しい試みとしてコース参加者の募集と需要調査を組み合わせてインターネットで行った結果、50カ国から250人を超える申し込みがあった。トレーナーの認証を受けるために参加したい、と応募した150人のうち、職務との関連、卒業後トレーニングを行う意思などを基準に選考した末、18カ国の78人が選ばれた。

初回のビデオ会議は「コマーシャル・マイクロファイナンス」をテーマに国際マイクロファイナンス・コンサルタントのヘザー・クラークさんを講師に迎えた。イタリアのトリノから接続したクラークさんは、コマーシャル・マイクロファイナンスの基礎的な原理について説明し、ドナーではなく利用者を中心に考えることなど、すでにコマーシャル・ファイナンスを導入した国々に学ぶ教訓として6点をあげた。各サイトやインターネットから質問を受けたところ、利潤追求や競争原理にさらされた場合、貧困救済という当初のゴールが達成できないのではないか、などの意見が出た。東京からは、コマーシャル・ファイナンスが定着するにつれ、ドナーの役割はどうあるべきか、との質問があった。クラークさんは「ドナーは、コマーシャル・マイクロファイナンスが発達する過程において、不当に競争を阻害しないよう注意しなければならない」と答えた。

この会議の参加者は過去2回に比べ飛躍的に多く、中国1国で北京、陜西、重慶の3サイトから160人、また、中国開発銀行の国内ネットワーク28サイトから150人が参加した。初めて導入されたインターネットによる中継で、アフガニスタンやキルギスタンの参加者も会議を傍聴することができ、ウェブキャストのチャット機能で技術的な問題の解決などに利用していた。

12月の修了試験までの間に、さらに3回ビデオ会議が予定され、WBIマルチメディア・センターの協力によってインターネット上のディスカッションも行う。過去のコースの卒業生4人が今回、チューターとして参加しており、ディスカッションのモデレーターも行う。

このコースでは、各国におけるマイクロファイナンス・トレーニングの拡大に、卒業生が重要な役割を果たしている。ベトナムでは初回のコース受講者で、最優秀の成績を修めたミン・タイさんの指導のもと、テキストのベトナム語への翻訳が進められており、今後現地でのトレーニングに利用される。

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第3回MFToTコースの初回ビデオ会議の模様は、こちらでご覧になれます。

ADBI英文サイト UNCDF英文、教材のページ

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